泌尿器科診療 前立腺肥大症

前立腺肥大症

60歳以上の男性に多い病気。 症状(頻尿・夜間頻尿・排尿困難など)が前立腺癌と
同じなので誤診しないように一度は泌尿器科専門医診察をおすすめします。

PSA(PA)測定、直腸診、経直腸超音波検査(エコー)で前立腺癌を除外診断するとともに、前立腺の大きさを測定します。

初期は、主に薬物療法を用いますが、薬を止めると症状が再発するのが欠点です。

症状が進行し残尿が50ml前後では、経尿道的前立腺切除術(内視鏡を尿道内に挿入し、電気メスで肥大した前立腺を取り除く方法)を行います。

安全性から考えるとできれば80歳までの方に実施する手術です。

当院では、輸血が必要と予測される例では、手術の約1週間前に自分の血液を採血・保管し、手術後に戻します(自己血輸血)。基本的に、他人の血液を輸血する事はありません。

麻酔は硬膜外麻酔と言って、背中から細いチューブを挿入し、そこから麻酔薬を注入します。

手術終了時に長時間効果のある鎮痛剤を注入するので、術後の痛みは殆どありません。

手術は経験豊富な泌尿器科専門医が行っていますので安定した手術成績でトラブルは殆どありません。

肥大症が進行し、前立腺が極端に大きな場合は、恥骨後式前立腺摘出術を行っています。
90歳以上や心筋梗塞などでどうしても手術ができない方に対しては、ハイフ治療を行なう事も可能です。

前立腺とは?
男性生殖器の一部で、膀胱の下方に接し、尿道の起始部を輪状に囲む臓器。
精液の液体成分をなす乳白色の液を尿道へ分泌して精子の運動を活発にする。