栄養管理室
栄養管理室
管理栄養士・調理師(スタッフ)
- ごあいさつ
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栄養管理室 室長
高山病院の栄養管理室は“温かみのある家庭的でおいしい料理”をモットーにしています。
当院では、管理栄養士4名、調理師5名、調理スタッフ1名の直営スタッフで食事の提供を行うとともに、
栄養指導(栄養相談)や入院患者さんの栄養管理も行います。
資格・試験
※2024年4月現在
糖尿病療養指導士 | 2名 |
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食事の種類
入院中の食事は「一般食(常食)」と「治療食」があります。
一般食とは特別な制限のない食事です。
治療食とは病気の治療に必要な制限(考慮)をした食事の事です。
当院の治療食は以下の3種類です。
- エネルギーコントロール食
- 糖尿病、脂質異常症(コレステロールや中性脂肪の高い方)、痛風、高度の肥満、心疾患のある方。
※軽度の腎機能低下にも対応します。 - 腎臓食
- 腎機能低下による減塩、低たんぱく食、カリウム制限を必要とする方。
- 透析食
- 透析治療を受けている方。
管理栄養士は、一人ひとりの患者さんの病状に合わせた食事内容の提案をし、皆様にご提供しております。
なお、主食は米飯の他にやわらかいご飯とお粥、おかずは刻み食、ミキサー食、ソフト食にも対応しています。
お食事が出来上がるまで
一般食(常食)の献立作成
栄養士が中心となり、病院食の基本となる一般食(常食)の献立を作っています。
献立作成には随時実施している皆さまからの食事アンケートで頂いたご意見も参考にしております。
治療食の献立作成
出来上がった一般食(常食)の献立を治療食へと調節していきます。
治療食は患者さん一人ひとりの身体や疾患にあわせて栄養量が決まっていますので、調理法や使用食材を工夫し変更することで調節します。
食材の注文と納品
食材を各業者に注文します。
届いた食材は栄養士や調理師の目で鮮度や質に問題はないか厳しくチェックを行います。
その後、食材に応じて適切な環境下で保管をします。
下ごしらえと調理
前日に栄養士と調理師で作り方や作業工程の話し合いをします。
納品された食材は必要な下ごしらえ(野菜のカットなど)を行います。
食材や調味料を献立通りに計量して決まった栄養量の範囲内で調理しています。
季節によって食材の状況が変わりますので、調理上の工夫もしています。
盛りつけ
毎日盛りつけや食器の選定の話合いを行い、見た目からの美味しさにもこだわっています。
最終チェック
皆様のもとに提供する前に、献立通りに配膳されているか?異物の混入はないか?など栄養士によるチェックを行います。
温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、最適な温度での食事提供の為に当院では温冷配膳車を導入しています。
個人栄養指導(食事相談)
3名の管理栄養士(常勤)が食事療法を必要とされている方に対し、外来、入院問わず個別の栄養指導を実施しております。
糖尿病や高血圧、腎臓病のほか、悪玉コレステロールや中性脂肪が高い方、痛風の方が対象となります。
また、化学療法による食欲低下や、高齢による栄養不良、結石の再発予防、間質性膀胱炎などの食事相談も承っております。
御希望の方は、事前に担当の医師または病院スタッフまでお申し出下さい。
- 実施日時:月曜日から金曜日
午前9時~午後5時 - ※予約状況により、ご希望の日時にお引き受けできない場合がございます。
集団栄養指導(透析)
透析患者さんを対象とした集団栄養指導を毎月実施しております。
- 【テーマ】
- 食事療法の基本
- 食品構成
- 血液検査データの見方
- カリウムについて
(食材の下処理、含有の多い食べ物) - リンについて(含有量の多い食べ物、合併症)
- 体重管理(水分の多い食事、塩分)
- 特殊食品について(種類と使い方)
- サンプリメントや健康食品
- 年末年始の過ごし方 など