泌尿器科診療 ハイフ治療について

ハイフ治療について

切らずに済む前立腺ガンの治療法 HIFU(ハイフ)治療 最先端の超音波治療法を北部九州で初めて導入!

HIFU(ハイフ)による前立腺ガンの治療法とは・・・

超音波による治療のため、出血もなく、合併症、副作用が極めて少ない画期的な治療法です。2泊3日の入院で、腰椎麻酔で行います。

ハイフ(高エネルギー焦点式超音波治療)治療法について

前立腺ガンが前立腺内に限局している場合(前立腺被膜及び、前立腺周囲にガンが広がっておらず、リンパ節・骨に転移がない場合)、これまでには主に前立腺全摘出術が行われてきました。ハイフ治療は手術で前立腺を取り除く代わりに、前立腺を超音波で灼いてしまう治療法です。最近MRI画像診断能力の進歩により前立腺内のガン病巣が見えるようになり、その部位と周囲のみを治療する部分照射(focal therapy)を行っています。

【予想される具体的治療効果】

高山病院では、平成15年9月よりハイフ治療を始め、限局性(早期)前立腺ガンに対して、多数のハイフ治療を実施いたしました。
ただし、ガンが前立腺周囲に広がっている場合や、リンパ節・骨などに転移がある場合は、ハイフ治療や全摘出術では治療はできませんので、お薬を用いる治療となります。

具体的にハイフ治療は、基本的には腰椎麻酔で行います。(いずれも、下半身のみの麻酔です。)その後、直腸に超音波プローブを挿入し、超音波でガンを含め前立腺を焼灼します。焼灼に要する時間は1時間前後です。

ハイフ治療は前立腺全摘出術と比較すると、多くの優れた点があります。
まず何といっても、生命に危険を及ぼす出血がありません。また、前立腺全摘出術では創部感染・長期にわたる尿失禁などの重篤な合併症を起こす事もありますが、ハイフ治療はそのような合併症が起こることは稀です。前立腺全摘術に限らず、放射線治療やホルモン療法でも男性機能はほぼ失われますが、ハイフ治療では男性機能が保たれる治療法です。
今まで、心臓やその他の病気が理由で手術を受けられなかった方や75歳以上の高齢の方々にも、ハイフ治療により前立腺ガンの根治的治療が受けられるようになりました。

この治療法による特徴
  1. 身体を傷つけない(出血がない)ため、きわめて安全
  2. MRIの進歩によりガン病巣とその周囲を治療する部分焼灼が可能となった
  3. 合併症や副作用が極めて少ない
  4. 男性機能が保たれる
  5. 治療時間が短く、術後2日目より日常生活ができる
  6. 切開手術に比べ回復が早く、高齢者にも適応できる
  7. 本治療は繰り返し治療ができる
  8. 本治療で、再発した場合、開腹手術や放射線治療もできる(以前は、HIFU後は手術できないと言われていた)

今まで心臓やその他の病気が理由で手術を受けられなかった方や75歳以上の高齢者の方々にも、ハイフ治療により前立腺ガンの根治的治療が受けられるようになりました。

診療費案内

ハイフ治療にともなう入院期間は、現在原則として、治療前日入院、翌日ハイフ治療、治療後翌日退院の2泊3日入院にて対応しております。
また、ハイフ治療は医療保険適用外となりますので自由診療扱いとなり全額自己負担となります。診療費は2泊3日の入院費・薬剤費・ハイフ治療費・入院中のお食事代など全てを含め80万円(消費税込み)です。
また、入院期間の延長を希望される場合は、1日につき別途2万円(消費税込み)必要となります。(個室をご希望の方は別途お部屋代が必要となります)

同意の変更

ハイフ治療に同意された場合でも、その後患者様の考えでいつでも治療の同意を取り消し、
他の治療法に変更することができます。また仮に、治療法を変更されても、そのことで患者様ご自身が不利益を受けることはありません。
ご不明・ご心配な点は、ご納得いただけるまで説明いたしますので、ご納得いただいた上で、ハイフ治療を受けていただければと思います。

高山病院泌尿器科 外来への受診

なお、遠方にお住まいの患者様は6カ月毎に地元の先生からPSAの経過や生検の結果をお手紙に書いて頂き、当院へ受診するようお願いしております。

治療後の経過観察項目
  1. 3カ月毎のPSA測定と尿検査、尿量検査、残尿量、IPSS(排尿に関するアンケート)
  2. 治療後6カ月目に前立腺超音波検査と前立腺生検(ただし、前立腺生検は原則として治療後6カ月の1回のみです。)

の2項目です。