泌尿器科診療 ハイフ治療について

ハイフ治療について

切らずに済む前立腺ガンの治療法 HIFU(ハイフ)治療 最先端の超音波治療法を北部九州で初めて導入!

HIFU(ハイフ)による前立腺ガンの治療法とは・・・

超音波による治療のため、出血も少なく、合併症、副作用が極めて少ない画期的な治療法です。 腰椎麻酔で行ないます。

3泊4日の入院で、早期前立腺ガンに対し、標準的治療法とされている根治前立腺摘出手術を行う場合と同等の効果が期待できます。

ハイフ(高エネルギー焦点式超音波治療)治療法について

前立腺ガンが前立腺内に限局している場合(前立腺被膜及び、前立腺周囲にガンが広がっておらず、リンパ節・骨に転移がない場合)、これまでは主に前立腺全摘出術が行われてきましたが、ハイフ治療は手術で前立腺を取り除く代わりに、前立腺全体を超音波で灼いてしまう治療法です。

【予想される具体的治療効果】

高山病院では、平成15年9月よりハイフ治療を始め平成28年3月末までに、限局性(早期)前立腺ガンに対して、129例のハイフ治療を実施いたしました。

平成16年1年間に実施したハイフ治療に対して、ハイフ治療6ヶ月後に前立腺生検を行った結果、約70%の治療効果(生検でガン消失または、PSA値正常化)が認められました。

ただし、ガンが前立腺周囲に広がっている場合や、リンパ節・骨などに転移がある場合は、ハイフ治療や全摘出術では治療はできませんので、お薬を用いる治療となります。

具体的にハイフ治療は、まず腰椎麻酔または硬膜外麻酔を行います。 (いずれも、下半身のみの麻酔ですので人工呼吸などは不要です。) その後、直腸に超音波プローブを挿入し、超音波でガンを含め前立腺全体を焼灼します。 焼灼に要する時間は約2~3時間です。

ハイフ治療は前立腺全摘出術と比較すると、多くのすぐれた点があります。 まず何といっても、生命に危険を及ぼす出血がありません。 また、前立腺全摘出術では創部感染・長期にわたる尿失禁などの重篤な合併症を起こす事もありますが、ハイフ治療はそのような合併症が起こることはまれです。

今まで、心臓やその他の病気が理由で手術を受けられなかった方や75歳以上の高齢の方々にも、ハイフ治療により前立腺癌の根治的治療が受けられるようになりました。

この治療法による特徴
  1. 身体を傷つけない(出血がない)ためきわめて安全
  2. 手術と同等の効果が期待できる
  3. 合併症や副作用がきわめて少ない
  4. 男性機能が保たれる(70%)
  5. 治療時間が短い
  6. 切開手術に比べ回復が早く、比較的高齢者にも適応できる
  7. 入院日数が非常に短い、または外来治療も可能
  8. 本治療は何回でも繰り返し治療ができる
  9. 他の治療法による再発症例の治療ができる

今まで心臓やその他の病気が理由で手術を受けられなかった方や75歳以上の高齢者の方々にも、ハイフ治療により前立腺癌の根治的治療が受けられるようになりました。

診療費案内

ハイフ治療にともなう入院期間は、現在、原則として、治療前日入院、翌日ハイフ治療、治療後翌々日退院の3泊4日入院にて対応しております。

また、ハイフ治療は医療保険適用外となりますので自由診療扱いとなり全額自己負担となります。
診療費は3泊4日の入院費・薬剤費・ハイフ治療費・入院中のお食事代などの全てを含め80万円(消費税込み)です。

また、入院期間の延長を希望される場合は、1日につき別途2万円(消費税込み)必要となります。
(特別室や2人部屋希望の方は別途お部屋代が必要となります)

同意の変更

ハイフ治療に同意された場合でも、その後、患者様の考えでいつでも治療の同意を取り消し、他の治療法に変更することが出来ます。また仮に、治療法を変更されても、そのことで患者様ご自身が不利益を受けることはありません。

ご不明・ご心配な点は、ご納得いただけるまで説明いたしますので、ご納得頂いた上で、ハイフ治療を受けていただければと思います。

高山病院泌尿器科 外来への受診

なお、遠方お住まいの患者様は6ヵ月毎に地元の先生からPSAの経過や生検の結果をお手紙に書いて頂き、当院の方へ受診するようお願いしております。

経過観察項目
  1. 1~3ヶ月毎のPSA測定と尿検査、尿流検査、残尿量、IPSS(排尿に関するアンケート)
  2. 治療後6ヶ月目に前立腺超音波検査と前立腺生検(ただし、前立腺生検は原則として治療後6ヶ月目の1回のみです)。

の2項目です。