泌尿器科診療 術前術後の注意点

術前術後の注意点

術前の注意点

前立腺ガンを早期発見するために50歳以上の男性は年一回、血液検査で腫瘍マーカーであるPSAの測定を受けることをお勧めします。

【検査方法】
  • ●スクリーニング検査/PSA検査(前立腺特異抗原)=血液検査でわかります。
  • ●二次検査/1.直腸診 2.超音波検査 3.針生検 などの検査方法により診断いたします。

術後の注意点

ハイフ治療は前立腺を灼くことにより、やけどを作りますのでしばらくの間、下記のような合併症がおこる事があります。

【禁止事項】

自転車は1ヶ月間禁止、飲酒は2週間禁止(2週間以降もほどほどに)、3ヶ月以降は自由。 上記2点以外は、食事、運動など特に禁止事項はありません。仕事、ゴルフ、旅行など自由です。

【合併症について】
1.治療後の一過性尿閉

ほぼ全例の症例において、治療後1~2週間尿閉(尿が自力で出せない状態)がみられますので治療後、膀胱内にバルーンカテーテルを留置し、そのまま退院することを基本にしています。(ご希望により入院期間の延長は可能です。)

また、バルーンカテーテルを留置している間、膀胱刺激症状(痛みや不快感、頻尿)や、バルーンカテーテル周囲から尿や血液がにじみ出てきたりすることもあります。
これらの痛みや不快感の予防として、インダシン(鎮痛剤)座薬を退院処方していますので、1日2個まで6~7時間間隔をあけて使用してください。また、感染予防として抗菌剤も処方します。
なお、このバルーンカテーテルを留置したままでもシャワーや入浴は可能です。

このバルーンカテーテルは、治療後14日目に外来受診して頂き、抜去するようにしていますが、抜去後に再度尿閉となった場合は再度留置し、1~2週間毎に外来受診頂きバルーンカテーテル抜去を試みます。
どうしても、バルーンカテーテル留置を好まない方は、患者様御自身で導尿(1日4~5回)をおこなう自己導尿という方法もあります。
この場合、バルーンは治療日翌日に抜去します。
ご希望の方は主治医までお申し出ください。

2.尿失禁

バルーンカテーテル抜去後、一時的に尿がもれることがあります。

3.血尿

軽い血尿が続くことがありますがご心配ありません。

4.尿道狭窄

ハイフ治療後の合併症として最も起こりえる確率が高い合併症です。
ハイフ治療後、3~9ヵ月後に尿の出が細くなり、チョロチョロとしか排尿できなくなることがあります。
この場合、内視鏡的治療で治せますので早めに主治医にお申し出ください。

5.尿道直腸瘻

極めてまれですが、治療後1~2ヵ月後に直腸壁に穴があき、尿が尿道から直腸にもれ、肛門のほうから下痢様の尿がでます。
この場合は、すぐ病院にいらしてください。

6.精巣上体炎

陰のうがはれて痛むことがあります。
この場合お薬を用い治療しますので、なるべく早く病院を受診してください。

7.インポテンス

これまでのところ、治療前に性機能のあった患者様の約30%に認められています。現在色々な治療法がありますので、治療をご希望の方は、主治医にまでお申し出ください。
ただし、ハイフ治療後2ヵ月以降にインポテンス治療を開始するのを原則にしています。